ボイトレ教室に通えば、プロの講師にレッスンを行ってもらうことで、発声方法や練習方法を伝授してもらえます。
しかし、独学でボイストレーニングを行うとそうはいかないので、自分自身で明確な目標や課題を設定し、狙い通りに上達したのか客観的に確認する必要があります。
この記事では、独学でボイトレをマスターする5ステップをご紹介します。独学ならではの落とし穴についても触れていますのであわせてご確認ください。

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独学でボイトレをマスターする5ステップ
着実に実力をつけるために、5つのステップを設定していきましょう。
STEP1課題・方向性を決める
まずは、あなた自身がどんな歌声を手に入れたいかを考えましょう。
「好きなアーティストや尊敬できるアーティストのような歌声に!」など目標が定まるのであれば問題ありません。
あなたがボイストレーニングをしたいと思ったきっかけが必ずあると思うので、そこから考えていくのも良いかもしれません。
最終的な大きな目標と、歌唱技術の1つを習得みたいな小さな目標を両方持っておくと、モチベーションを保つのにもよいでしょう。
また、1人で継続して練習することはかなり精神的に大変です。
目標がないのに、毎日続けるのはなおさら厳しいと思います。
STEP2 信頼できるボイトレ教材を手に入れる
いくら独学でボイトレをしようと思っても、教わるものがなければ何もできません。
教本でもインターネットのサイトでもYouTubeでもどんなメディアでも構いませんので、自分が信頼できる媒体を見つけましょう。
この現代社会では、ボイトレ教室に通わずともプロのボイストレーナーによる解説や練習方法を見つけ出すことができます。
人によれば無料で情報公開されている方もいらっしゃいますので、是非利用すべきでしょう。
私は、YouTube等の動画サイトを利用することをおすすめします。
感覚や知識だけではどうしても分からないような実演シーンを聴けることはかなり大きいです。
また、何度も繰り返し再生可能なのも大変ありがたいところですね。
STEP3 毎日の基礎練習を怠らない
ボイストレーニングは地道な反復練習です。
毎日基礎練習を行ってもなかなか練習の成果が現れにくいので、心が折れることなく継続できる方はかなり少ないと思います。
また、講師がいない分自分を律するのは大変だと思います。
それでも歌がうまくなりたいと思う方はその熱意とともに、毎日欠かさず練習する決心を持つ必要もあるでしょう。
歯を磨いたり、顔を洗ったりするような習慣にしてしまうくらいの意気込みでボイトレをする癖を身につけることができれば、少し楽になるかもしれませんね。
STEP4 自分自身や他人に聞いてもらって客観的な評価を行う
毎日ボイストレーニングを続けていても正しい歌い方ができているのか、歌唱力の向上につながっているかなどを自分で判断するのはかなり難しいです。
そもそも自分が聞こえている声と、周りに聞こえている自分の声は意外と異なります。
そのため、自分の歌声を客観的に聴くために、家族や友人など誰でも構わないので実際の歌声を聞いてもらって意見をもらうことが大切です。
専門家の意見でなくとも構いません。
歌唱技術以外にイメージや雰囲気を確認してもらうだけでも、自分の感覚とのギャップを埋めることもできます。
また、自分の歌声を録音して、自分で聴きなおすのもかなり有効です。
自分の歌のどこがいいのか悪いのか、自分自身で客観的に聴いて、適宜修正していくことが大切です。
恥ずかしがらずに、録音して聴く習慣は必ずつけるようにしましょう。
STEP5 成果を見直し、次の課題を決める
ボイストレーニングが継続できれば、ある程度成果が出ているかもしれません。
1つの目標が達成できたら、またすぐに次の目標を設定しましょう。
歌唱力の向上に限界はありません。
練習すればするほど、どんどんうまくなることができます。
最終的な大きな目標に近づいていくために、コツコツと着実に積み重ねて練習を行いましょう。

独学でボイトレをするときの落とし穴
上記のSTEPで説明した通り、1人でボイストレーニングを行う際の注意点が存在します。
癖や苦手な部分がなかなか見抜けない
1人で練習していると、客観的に判断してくれる人がいないので、間違った歌い方のまま練習している場合があります。
指摘してくれる人がいないと軌道修正が難しいので、注意が必要です。
自分の歌声を録音して確認する習慣を身につける
間違った歌い方を修正するために、自分の歌声を録音して聴きなおす習慣をつけましょう。
また、自分が上手くなった実感を得るためにも有効だと思います。
正しい発声は自分ではわかりにくい
自分で録音して聴きなおしても、正しい発声をしているのか自信を持てないことがあります。
動画サイトで投稿しているプロの講師によれば、実際の歌声を動画や音声を確認して意見してくれることもあります。
活用できるものはぜひ活用してみましょう。
独学でボイトレをする方法
最近は、プロのボイストレーナーも無料で動画を投稿しているような時代です。
当然役立つ内容ばかりなので、参考にして取り組むようにしましょう。
動画サイトを見てボイトレを行う
Youtubeなどの動画サイトには、プロのボイストレーナーによる動画がたくさんあります。
当然無料で有料級の情報を得られるわけですから、どんどん活用していくべきです。
ただし、色々な動画を見るのは構わないですが、同じ事柄に関しても意見が違うこともしばしば。
情報が錯綜すると何が正しいのか分からなくなってしまい、決してうまくなれません。
参考にする講師は1人か2人に定めましょう。
ボイトレアプリを使用する
自分の歌声を録音・再生するのに便利です。
とくにこだわりがなければ、ボイトレアプリをインストールして活用するとよいでしょう。
必要に応じて短期でのレッスン受講を検討する
前述のとおり、知識や練習方法はそこら中に散らばっているので、独学でも取捨選択をきっちり行えば可能です。
とはいえ、正しい道のりを得たいと感じた方や独学に自信が持てなくなった方はプロの意見を求めてみるのも良いでしょう。
方向性や狙いに間違いがなかったか確認できます。
自分の学びたい部分だけ重点的にプロの目線をもらう方法もありでしょう。
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ボイトレの独学におすすめの動画投稿者(ボイストレーナー)
それでは、私の独断でおすすめの動画を紹介します。
ikki Hatanaka
プロのボイストレーナーです。
ミックスボイスやボイストレーニングの解説動画を挙げていて、かなり専門的な知識まで詳しく説明してくれます。
本人の歌唱力もかなり高く、歌っている動画も数多くなるので、参考になる箇所がおおいのではと感じます。
ゆーき先生of歌ゼミ
プロのボイストレーナーです。
ピュアボイス(裏声)や吸気発声など他の動画ではあまり耳にしない発声練習や技術を教えてくれます。
参考に乗せている動画はかなり長いですが、多くの動画が短い再生時間なので、見やすいです。
まとめ
独学でボイトレを行うには、目標立てて毎日の継続を怠らないような決意が必要です。
1人で続けるのはかなり大変ですし、判断できないこともあります。
そこで、他人に聴いてもらったり録音して聴きなおしたりして逐一軌道修正を心掛けるようにしましょう。
また、インターネットや動画サイトに色々な練習方法が載せられているので、参考にして取り組むとよいでしょう。
ただし、情報ばかり追い求めていると正しい知識がかえって身に付きません。
それぞれのトレーナーによって意見が真逆なこともよくあるので、自分が信頼できると感じたボイストレーナーを1人か2人に絞り、その方のボイトレや知識を中心に練習を行っていきましょう。