「ボイトレの課題曲、何を歌っていいかいつも悩んでしまう…」
「課題曲を歌っていても、うまくなっている気がしない…」
と悩んでいませんか?
そもそも曲をあまり知らなかったり、選んだのはいいけど、自分のレベルに合っていなかったりと、課題曲を選ぶのは大変ですよね。
ボイトレ初心者にありがちなのが、基礎練習をしているのに、実際の曲を歌ったときにうまく歌えない人がいます。そうならないためにも、課題曲の選び方は重要です。
例えば、同じアーティストの楽曲ばかり歌っていると、そのアーティストに近づけるメリットはありますが、スキルアップの面では、アーティストの苦手な部分や、クセまでマネしてしまう可能性があります。
人それぞれ目指す歌は違うので、一概には言えませんが、楽曲選びにもコツがあります。
今回は初心者の方に向けた、課題曲の選び方についてご紹介していきましょう!

Contents
ボイトレ初心者の課題曲の選び方
課題曲を選ぶとき、何を基準に選んでいますか?
ほとんどの人は、好きなアーティストの曲や、流行りの曲から選んでいるのではないでしょうか。ここではボイトレ初心者の人に向けた課題曲の選び方を詳しくご紹介していきます!
音域が合っている曲
歌を歌っていて、歌いやすい曲と歌いにくい曲がありますよね。
歌いやすい曲は、自分の音域に合っている曲が多いです。
逆に歌いにくい曲は、キーを上げたり、下げたりしてみると歌いやすくなります。
音域を意識せず、自分の音域に合っていない曲を歌っていると、喉に負担がかかってしまい、喉を痛めてしまったり、正しく発声できず下手に聴こえてしまいます。
まずは、自分の音域を知ることから始めましょう。
声質が合っている曲
声質が合っているだけで、上手いと褒められることがあります。なぜなら、アーティストの雰囲気や、曲のイメージを壊さず歌うことができるからです。はじめのうちは声質が似ているアーティストの曲を選ぶようにすると、レパートリー曲が増えて、人前で歌うと褒められることが多くなるでしょう。はじめのうちは、声質に合った曲を選ぶようにしましょう。
好きな曲、好きになれそうな曲
好きな曲や、好きになれそうな曲を選ぶのが基本です。好きな曲であれば、何回も聴くようになり、興味があるので深掘りしようという気持ちになるからです。アーティストのクセや、細かい歌い回しまでコピーしようと思わないと歌は上手くなりません。
1曲をさらっと聴き流すのではなく、難しい部分があれば、そのフレーズだけを何回もリピートして、できないところだけを何回も練習する必要があります。
何回も練習したくなるような好きな曲を選ぶようにしましょう。
原曲の難易度が合っている曲
楽曲の難易度が自分に合っているかは重要なポイントです。これまで、バンドの楽曲を選んでいたのに、いきなり歌い上げる系の楽曲を選ぶと、難しくて挫折してしまう可能性があるからです。初心者のうちはバラードなどの音数の少ない楽曲を選ぶと、音程を取りやすくなります。いきなり目標とする曲を選ぶのではなく、歌いやすい曲から少しずつ難易度を上げていくと、練習を続けやすいでしょう。
おすすめの練習曲【男性編】
ここでは比較的歌いやすいおすすめの課題曲をご紹介いたします。
昔の楽曲でも今も聴かれている曲は、名曲が多いです。いつの時代でも響く音楽があるので、知っているだけで、いろんな世代の人との話が広がるでしょう。
ここでは、男性のおすすめの練習曲をご紹介していきます!
尾崎豊「I LOVE YOU」
宇多田ヒカルや絢香など、でも多くのアーティストにカバーされている名曲です。
彼が17歳のときに作られた名曲で、デビューアルバム「十七歳の地図」に収録されていた楽曲。ゆったりめのバラードなので、音程も当てやすく課題曲にはぴったりです。
ボイトレ上級者であれば、自分らしさを表現してみるのもいいでしょう。
スピッツ「チェリー」
春になると聴きたくなるのが、スピッツの「チェリー」ですよね。
ボーカルの草野マサムネが初恋を振り返りならが作り上げたといわれる楽曲。
スピッツの楽曲は元々キーが高いですが、高音でも力みがなく柔らかな美しい高音は練習になります。発声がしっかり出来ていないと、出せないので響きを意識した発声を練習するといいでしょう。
スキマスイッチ「奏」
こちらも多くのアーティストにカバーされている名曲。先程の草野マサムネとは違い、裏声と地声の使い方の練習になるのがこの曲です。無理に高音を出すのではなく、切なさを表現しながら高音を出せるといいですね。音程は歌いやすくリズムも特に難しいわけではないので、高音を伸ばしたい人におすすめしたい課題曲です。
おすすめの練習曲【女性編】
男性曲をカバーするのもいいですが、ボイトレ初心者は同性のアーティストをおすすめします。男性曲であれば、ほとんどの人がキーを上げる必要があるので、同性曲だと原曲キーで歌いやすいです。
次は女性に向けた練習曲の紹介をしていきます!
A I「Story」
AIの代表曲が「Story」。
ゆったりとしたテンポのバラードで歌いやすいメロディです。
母音を意識して歌うと、一つ一つの言葉がはっきりと聞こえ、抑揚がつき言葉に深みが出ます。簡単といわれる曲ほど、表現力が重要になってきます。
宇多田ヒカル「First Love」
宇多田ヒカルの楽曲で有名なのが「First Love」。
切ないウィスパーボイスが印象的ですよね。息をたくさん使い、切なさを表現することと、ブレスの位置も言葉の途中でするのが特徴的。細かいビブラートも特徴なので、真似して歌ってみるといいでしょう。
中島みゆき「糸」
2020年には菅田将暉と小松菜奈主演の映画「糸」が公開され、「糸」が再び注目されていましたよね。音域はそんなに広くないですが、冒頭から難しいので練習曲にはおすすめ。
ただ音程を追っているだけでは単調になりやすいので、抑揚を意識して歌うといいでしょう。
洋楽に挑戦するならこの曲!
洋楽を歌ってみたいけど難しそうで洋楽を避けている人は多いですよね。
洋楽を歌えるようになると、歌える楽曲の幅が広がります。それだけではなく、リスニング力がアップしたり、英語の勉強もできるので、挑戦してみましょう!
ビートルズ「Let It Be」
誰もが一度は聴いたことのある楽曲ではないでしょうか。耳馴染みのある曲から歌い始めると、覚えやすいです。舌の使い方が日本語とは違い、はじめは慣れないかもしれませんが、慣れると他の洋楽も歌いやすくなるので、簡単な曲からはじめてみましょう。
カーペンターズ「Close To You」
いろんなアーティストがカバーしているので、好きなバージョンがあればそちらをカバーしてもいいでしょう。英語が聞き取りやすく、音程も聞き取りやすいので練習しやすいはず。
ベッド・ミドラー「The Rose」
こちらはカラオケ採点でも点数が取りやすい曲なので、歌えるようになっておくと一目置かれるはず。日本語バージョンで都はるみの「愛は花、君はその種子」とうタイトルでカバーしているので、そちらを聴いてみると歌詞の意味がわかります。
まとめ
ボイトレの課題曲選びは、はじめのうちは悩みますよね。
スクールに通っていれば、講師から自身のレベルに合った楽曲を何曲か提案してもらい、その中から選ぶようにすると、音楽の幅が広がります。
アーティストをたくさん知ると、好きだった日本のアーティストが誰から影響を受けていたのかわかったり、さまざまなジャンルの音楽を聴くようになったりと、知見が広がるので音楽がもっと好きになるはず。是非、参考にしてみてください!