歌を仕事にする方法とは?元専属シンガーがご紹介

  • 2022年5月31日
  • 2022年6月24日
  • その他

「将来歌の仕事をしていきたいけど、どんな仕事があるのかわからない…」

「歌を仕事にしたいけど、本当に仕事になるのか不安…」

と悩んでいませんか?

ボイトレを始めて、歌のスキルを身につけるために努力はしているけど、仕事になるかどうかはわからないですよね。

人前で歌う楽しさを一度知ったら、「仕事にしていきたい」と考えるのは自然なことです。

「歌の仕事」といっても、テレビで見るようなアーティストだけではありません。

「メジャーアーティストになる自信はないな…」という方も、音楽が好きであればボイストレーナーや、バックコーラスなどの歌の仕事はあります。

せっかく歌のスキルを身につけたのであれば、スキル活かす仕事を探して、挑戦してみると、自分に合った仕事を見つけられるかもしれません。

著者自身も音大を卒業後、模索しながら歌の仕事を探していきました。

この記事が「歌を仕事にしていきたい」という人の参考になれば幸いです!

歌・音楽関係の仕事の種類

歌の仕事ってどんなのがあるんだろう…と気になっていますよね。

プロのシンガーは狭い道ですが、プロになれないからといって、音楽を諦める必要はありません。ここでは歌の仕事の種類についてご紹介していきます!

歌手

メジャーアーティスト

歌の仕事と聞いて1番にイメージするのが、テレビで見るようなシンガーではないでしょうか?今では顔を出さず、配信飲みのシンガーもいますよね。オーディションに参加したり、コンテストに出場するなど、シンガーとして仕事をしていくのであれば、自分の才能を見つけてもらわなければいけません。運よく見つけてもらってからも、下積み期間があり、それに耐えられる根気も必要になります。自分のスキルを上げる努力をしつつ、売り込み続けていくと、チャンスを掴めるかもしれません。

ショービジネスシンガー(船上シンガー、Barシンガー、箱バンドなど)

お店や船の上など、カバー曲を歌うシンガーの仕事もあります。求人の数は多いわけではないですが、歌のスキルがあれば、採用される可能性はあります。具体的には、オールディーズのバンドシンガー、ホテルのBarで歌うシンガー、船の上で歌う船上シンガーなどがあります。そのほかにも、ディズニーランドやUSJで歌うシンガーなどがいます。定期的にお店のHPなどにオーディション情報が載っていたりするので、確認しておくといいでしょう。

コーラス

ライブなどで、バックコーラスとして活動しているシンガーもいます。メインボーカルのバックでサポートコーラスをする業務のことで、歌手に雇われて仕事をする裏方専門の歌手になります。普段はシンガーとして活動している人が、下積み期間にバックコーラスをしているケースもあります。コーラスは音程のスキルがいるので、自身のスキルアップのためにも、始めてみるのもいいでしょう。

講師

講師は歌唱力が必要と思うかもしれませんが、生徒よりも知識があれば教えることは可能です。また、生徒に何が足りないか指導することは自分の歌唱力向上にも繋がります。近年では音楽事務所や専門学校以外で教える、フリーで活動するボイストレーナーが増えています。ボイストレーナーは歌唱技術以外にも、教える技術が必要になり、教えることが好きな人に向いているといえるでしょう。

仮歌シンガー

仮歌シンガーは、作曲家が作った楽曲に仮の歌を入れるシンガーです。作曲家がコンペに出す楽曲をに使用します。作曲家が作った曲のイメージに合った歌い方ができるスキルがあれば重宝されるでしょう。仮歌シンガーは高い技術が必要ですが、自己表現は邪魔とされています。あくまで、作曲家の補佐的役割です。作曲家の知り合いがいると、頼まれたり、自分から仮歌シンガーに応募してやってみるのもいいでしょう。

ライブ配信

最近では「ライバー」と呼ばれるライブ配信で収入を得ているシンガーも多くいます。ライブ配信アプリもたくさんあり、自分に合ったアプリを見つけられれば稼ぐことも可能でしょう。ライブ配信アプリは「17イチナナ」や「BIGO LIVEビゴライブ」などが有名どころです。歌の配信以外にも、雑談枠やゲーム配信枠など、配信者の個性を出すとファンがつきやすいです。

歌を仕事にする方法

歌の仕事の種類を知っていただけ他ところで、どうやって仕事に繋げていくのか気になりますよね。仕事の種類によってどこに応募していくのか違ってくるので、参考にしてみてください!

事務所に所属する

シンガー、バックコーラス、仮歌シンガーなどの仕事は事務所に所属すると、事務所に来る仕事を紹介してもらえます。フリーランスで活動する場合は、自分で営業をかけていかないといけないですが、事務所に所属していれば事務所の人が仕事を取ってきてくれるため、スキルアップに集中できます。事務所によっては、所属させるだけで仕事は自力で取ってこないといけない事務所もあるので、事務所選びは慎重にした方がいいでしょう。

アルバイトから下積みをする

ショービジネスのシンガーであれば、アルバイトでお店に入り、人脈を作ってからシンガーの席が空いた時点で立候補する方法があります。大抵の場合、シンガーの人数は決まっているため、席の取り合いになります。タイミングや運などもあるので、自身で活動しながら、シンガーの席が空きそうであれば狙っておくいいでしょう。先輩シンガーと仲良くなり、業界の情報など聞いておくと、今後の活動方法などの参考になるでしょう。

求人情報から応募する

仮歌の仕事やボイストレーナーの仕事は検索すると、意外と出てきます。そのほかにも、Barや結婚式のシンガーなど、仕事の種類はさまざまです。面接を受けてみないと、どんな仕事内容かわからないこともあるので、実際に業務内容を確認しながら、応募していくといいでしょう。また、求人を募集していないお店やBarなどは、直接お店に営業をかけると、歌を聞いてもらえる場合もあります。

人脈を使う

歌の仕事を紹介してもらうためには、人脈も必要です。実際メジャーデビューしているアーティストのバックコーラスをしていて、デモテープを聴いてもらい、デビューできたというケースもあります。デモテープのクオリティもありますが、いつでも売り込む姿勢が大事です。自身のスキルを磨きながら、チャンスを逃さないよう目を光らせておくといいでしょう。

個人で活動して仕事にする方法

今の時代、個人で活動している人が多くいます。発信方法も増えたので、自分に合った方法で発信していけば、事務所から声をかけられるシンガーもいます。発信は大切なので、常に自分をアピールするようにしているとチャンスを掴みやすいです。ここでは、個人の発信方法について紹介していきます!

YouTube、ニコニコ動画

歌っている動画を見たことはありませんか?実際メジャーデビューしたアーティスト「Uru」

は3年程カバー曲を発信していて、口コミで話題になり、メジャーデビューしました。すぐ辞めてしまうのではなく、本気だとアピールするためにも、一定期間の発信は必要となります。最近はボイストレーナーなども、YouTubeなどで発信して広告収入を得ています。また、広告収入以外にも自身の顧客となるので、本を発売したり、実際のレッスンに繋げたりと使い方はさまざまです。

また、米津玄師はもともとはニコニコ動画でボカロPとして活動していて、有名になりました。

Instagram、Twitter

Instagramのリール動画は最大60秒のショートムービーを作成できます。短めの動画なので、YouTubeより発信しやすいはず。動画の編集も最近ではアプリが多く出ているので、簡単に編集できます。続けることが大切なので続けやすい発信方法を見つけるとフォロワーが増え、見つけてもらいやすくなります。自身が続けやすい媒体で発信するといいでしょう。

ライブ活動

ライブハウスなどでのライブ活動は主流ですよね。路上ライブをしている人もいますが規制が厳しい現状もあります。ライブハウスはチケットノルマがあるので、売れるようになるまで、金銭的にしんどい期間があるかもしれません。チケットが売れるようになると、事務所の関係者などが観に来ることがあるので、それまでやり続ける必要があります。

また、ライブハウスでの繋がりで、ライブやフェスに呼ばれたりと、メリットもあります。

ライバー活動

ライブ配信は投げ銭形式なので、ファンに合わせた配信をしていくといいでしょう。ライバーはシンガーの歌う枠以外にも、雑談枠などこまめなコミュニケーションがファンに喜ばれます。人気ライバーになるためには、毎日配信や配信時間を固定したりと、工夫が必要です。誰でも始められるので、始めるハードルは低いですが、続けるのは大変なので、一定時間を確保しましょう。

プロを目指す勉強方法(スクール)

プロを目指すためには、自身の歌唱スキルを磨き続けないと言えません。勉強方法は、独学でも学べますが、最短距離を目指すのであれば、経験を積んでいる講師に生んだ方が上達は早くなります。ここでは勉強方法を紹介して行きましょう!

大手事務所が運営しているスクール

スクールの中には大手事務所が運営している事務所があります。事務所が運営しているスクールを選ぶメリットは、定期的にオーディションがあったりと、業界との距離が近い点です。メジャーデビューを目指すのであれば、歌唱力も必要ですが、個性を出すことも必要になります。ボイトレ内容も変わってくるので、所属したい事務所がスクールを運営していれば見学してみるといいでしょう。

音楽専門学校

音楽専門学校はボイトレ以外にも、音楽の知識を学ぶことができます。ビジネスマーケティングや、作曲の授業があったりと音楽の幅が広がります。また、就職したいと思った時に、企業との繋がりがあるので、仕事に繋げやすいです。また、同じ専門学校の先輩だと、仕事を振ってもらえたり、音楽を一緒に作ったりできる事もあります。自身の音楽知識を広げる目的で通って見てもいいでしょう。

音楽大学

音楽大学は音楽の授業に加えて、一般教養もあるので、必要不可欠な経歴を得ることができます。また、音楽を仕事にしていきたい人は人脈ができます。先生の中には実際現場で働いている人が多くいるので、現場の声を聴けることもあります。また、練習室など設備も充実しているので、練習に集中できます。デメリットは、学費が高い点と、就職先があまりないという点です。学生時代にスキルを身につけて、早いうちに業界にアピールしていくと仕事を見つけやすいでしょう。

音楽を仕事にしたい方におすすめの求人サイト

音楽の仕事を探したいけど、実際どこに求人があるかわからないという人もいますよね。音楽専門の求人サイトは現状あまりないので、一般的な求人サイトから探すのがいいでしょう。ここでは音楽の求人サイトを紹介していきます!

Qsicman

音楽・エンタメ業界の就職・転職専門サイトです。1999年にサービス開始し。4000社以上の求人広告が掲載されています。大手音楽事務所の求人が多く掲載されています。アルバイトや業務委託など雇用形態もさまざまなので、目的に合った求人を見つけやすいです。登録しておくだけでも求人情報が得られるので、見てみるといいでしょう。

ミュージックジョブネット

音楽専門の求人サイトで、ボーカルの募集も多くあります。Twitterで情報も流れているので、フォローしておくと、求人情報を見落とさなくていいでしょう。全国の音楽に関わる求人が掲載されているので、チェックしておくといい求人に巡り会えるかもしれません。

Indeed

音楽に限らず、多くの求人が集まっているのが「Indeed」。テレビCMでも有名ですよね。業務形態もさまざまなので、目的に合った求人を探せます。ボーカル以外にも音楽配信のデータ入力や、マネージャーなど、ほかにも多くあり、就職したいと思ったときにも使えるでしょう。

タウンワーク

アルバイトや派遣の求人が多くあります。本業はボーカルでやっているけど、空いた時間に仕事がしたい時などにおすすめです。一日の単発アルバイトからフルタイムの派遣まで、多くの求人があるので、自身の音楽活動に合わせてお仕事を探せます。

歌の仕事にする際の注意点

歌の仕事を探しているといろんな情報が溢れていて、何を信用していいかわからなくなりますよね。ここでは、歌の仕事を探す上での注意点をご紹介していきます!

怪しい事務所に注意

音楽事務所の中には、実態がなくスクール料や所属料金を取る事務所があります。全てが悪いわけではないですが、注意しておく方がいいでしょう。本来はシンガーを育て、その売上で運営します。売れないうちにレッスン料がかかるのは仕方がないですが、あまりに高いレッスン料であれば、レッスン料から事務所を運営している可能性があります。

給与未払いに注意

個人の場合は歌の仕事が決まった段階で必ず契約書を書くようにしましょう。事務所の場合は、給与の何%が受け取れるのか、契約書に記載されている場合があります。事務所に入る前に、給与面は確認しておいた方がいいでしょう。あまりに悪徳の事務所だと、給与のほとんどが受け取れない場合もあります。

歌の仕事は不安定だと覚悟しておく

歌の仕事は契約が決まっても、いつ契約が終了するかわかりません。お店の経営状況や方針の違いなどで、急に収入がなくなることもあります。はじめから歌一本と決めるのではなく、食べていける見込みができてから、歌の仕事一本に絞っても遅くはありません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は歌の仕事についてご紹介していきました。歌の仕事といっても多くの仕事があるので、「歌を仕事にするのは無理かも…」とはじめから諦めてしまうのではなく、できる事からやっていくと、理想の方向に繋がっていくかもしれません。

ボイトレをして、歌のスキルを身につけたのであれば、実際人前で歌う事で、新たな課題が見えてきます。練習が楽しいのであれば、講師や仮歌シンガーなど裏方の仕事が向いているかもしれません。

人前で歌う事が好きであれば、バックコーラスのシンガーやショーバンドのシンガーなど、挑戦しやすい場所から応募していくと、歌うは場所は自分で見つけられます。

ボイトレを受けて、ある程度スキルが身についていれば、価値を与えられる人になっているはずです。せっかくスキルを身につけたのであれば、使ってみましょう。

好きなことを仕事にできるのは、一部の人だけと思ってしまうかもしれませんが、その世界に飛び込んでみないと見えないことがあります。

歌の仕事をしてみたいと少しでも思ったのであれば、一歩踏み出してみて下さい。