腹式呼吸で歌うには?やり方・練習方法・コツをご紹介

腹式呼吸を身につけると、安定感のある歌い方ができるようになります。

この記事では、歌いながら腹式呼吸をする意味や、歌の最中に無理なく腹式呼吸をする方法をご紹介します。

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歌いながら腹式呼吸をする方法を3STEPSでご紹介します。慣れていない方も腹式呼吸に慣れていただけるような構成を心がけました。

 

腹式呼吸のやり方を身につけて歌うメリット

腹式呼吸で歌うメリットを4つ紹介します。

 

ブレスをコントロールできるようになる

胸式呼吸で呼吸すると肋骨がある分深く息ができず、息の量が制限されてしまいます。

しかし、腹式呼吸だとそのような制限がなくなり、より多くの息を吸ったり吐いたりできます。

そのため、コントロールを意識していると、慣れていくと自由自在に扱えるようになります。

 

安定したロングトーンが身につく

息のコントロールができるようになると、吐く息のブレが少なくなってきます。

そのため、ロングトーンのような一度に長い発声を行う際も苦しそうに歌ってしまうことを防げます。

 

喉・声帯を痛めない歌い方につながる

腹式呼吸で発声すると、全身を使いながらリラックスした状態で歌えるので喉や声帯にダメージを与えにくい歌い方をしやすくなります。

気を付けなければならないのが、無理して発声している癖がついていると、たとえ腹式呼吸を完全にマスターしていても関係なく喉を傷めてしまうことです。

腹式呼吸を習得すれば、どんな歌い方をしても喉・声帯を傷つけないわけではありません。

 

肺活量の向上が期待できる

単純に深く息を溜められることができるので、長いフレーズやロングトーンを練習しているうちに肺活力のアップが見込めます。

息の量の強化が無理なく長いフレーズを歌いきることにつながるので、日々の練習を大切にしましょう。

 

歌いながら腹式呼吸をするための練習方法

歌いながら腹式呼吸をするためには、腹式呼吸をある程度無意識に扱えるようになっておく必要があります。

まずは発声せずに腹式呼吸を扱えるようにしましょう。

 

STEP1 寝ながら練習

一般的に意識せず呼吸するときは胸式呼吸の人がほとんどです。

しかし、仰向けに寝ている時は腹式呼吸に切り替わることが多いようです、

そこで、仰向けになることで腹式呼吸のコツをつかむことができます。

その後、ゆっくり息を吸ったり吐いたりして、お腹のふくらみやへこみを感じましょう。

息を吐き切った後、数秒息を止めます。

その後、お腹を楽にしながら鼻から息を吸ってください。

そうすると自然と息が吸いこまれていった感覚があるのではないでしょうか。

この感覚を覚えながら練習を続けることで、次第に腹式呼吸のイメージをつかめるようになると思います。

 

STEP2 立って練習

寝ている状態での腹式呼吸ができるようになったら、次は歌っている状態に近づけるために立って練習をしましょう。

まずは背筋を伸ばしたり顔を正面に向けたりして、できるだけ姿勢よく構えるようにしましょう。

その後、寝ている状態のときと同じようにお腹を意識して、ゆっくりと息を吸ったり吐いたりしましょう。

お腹の下あたりを膨らませているようなイメージで呼吸すると良いです。

腹式呼吸ができているか確かめるためには、鏡を見ながら肩が上下しているか確認してください。

肩が上がっていると、胸式呼吸になってしまっています。

難しい場合は、鼻から息を吸うとお腹に意識がいきやすいのでおすすめです。

ある程度慣れてきたら、寝た状態の時と同様息を止めて、自然に息を吸い込む感覚を習得しましょう。

 

STEP3 歌いながら練習

息のみで腹式呼吸ができるようになったら、あとは声を乗せていくだけです。

安定した発声を心掛けるために、ロングトーンを使って練習していきましょう。

ロングトーンは一定の息の量で吐いていかないと、途中でブレたり強弱が変わったりしてしまいます。

そのため、きっちりと腹式呼吸ができているか確認できます。

ポイントは、息を出し切るまで安定した声を出せるようにすること。

特にロングトーンの後半は息がつらくなってブレがちですので、特に意識しましょう。

安定したロングトーンを出すことはなかなか難しいですが、毎日こつこつと練習を重ねていき、焦らずに頑張りましょう。

 

とはいえ、最初のうちは腹式呼吸を意識しながら発声しなければならないので、かなり大変です。

しかし、繰り返し練習することで少しずつ意識せずとも腹式呼吸をしながら歌えるようになってきます。

 

腹式呼吸で歌う際の注意点

腹式呼吸を練習する際、いくつか注意点があります。

3つ紹介しますので、練習するときに気にしてみてください。

 

力んで呼吸をしない

目標は、息が勝手に吸い込まれている感覚を持つことです。

力んで呼吸しているうちは、喉で息の調整をしてしまっているかもしれません。

声が枯れる原因につながり、喉を傷める危険が出てくるので注意してください。

 

最初は無理のない音域で歌う

高い声を出そうとするとどうしても力んでしまう方が多いと思います。

そうすると、どうしても喉声になってしまって、喉に力が入ってしまいます。

声域を広げるための方法はあるので、まずは腹式呼吸を使ってリラックスした発声を心掛けるためにも、無理しない音域で歌うようにしてください。

 

腹式呼吸が絶対ではない

必ずしも胸式呼吸が悪く、腹式呼吸が悪いわけではありません。

ただ、腹式呼吸を習得することで歌唱力の向上に関するさまざまな要素の底上げが期待できます。

腹式呼吸にとらわれ過ぎず、歌が上手くなるための一環だと思って練習するようにしてください。

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腹式呼吸で歌うコツ

腹式呼吸の練習について紹介しましたが、初めのうちはなかなかうまくいかないと思います。

そこで、3つコツを紹介しますので、つまづいたとき以下の内容も意識してみましょう。

 

息継ぎ時はリラックスをこころがける

腹式呼吸のコツは息を吸うのではなく、自然と息が吸い込まれた感覚の感覚を持つことです。

息継ぎ時に瞬間的に身体の力を抜くことで、無駄なく自然に息を吸い込むことができます。

 

フレーズの終わりまでに息を使い切る

フレーズの終わりに向けて息を使い切るよう心がけてください。

ある程度腹式呼吸の感覚をつかめている方は問題ありませんが、余力を残した状態で息継ぎをすると、腹式呼吸を使って息継ぎができていないことがあります。

フレーズごとにどれくらい息の量が必要かという意識も持てるようになるので、可能であれば慣れてきた方でも心がけてもいいと思います。

 

海外の人の話し方を真似してみる

そもそも日本語は胸式呼吸が前提の言語です。

しかし、例えば英語は腹式呼吸が前提の言語なので、海外の人の話し方を真似すると自然と腹式呼吸が身に付くようになります。

外国人が日本語を話していると、イントネーションに特徴がありますよね。

それは、普段から腹式呼吸を使って話しているので、息の使い方のせいで独特な話し方になってしまいます。

したがって、言語は何でもいいですが、外国人っぽい話し方をしてみると、意外と腹式呼吸を扱えるようになります。

 

腹式呼吸の知識・習得に関するまとめ

腹式呼吸を身につけると、息のコントロールが上手になり、安定した歌声や無理のない発声を目指せるようになります。

リラックスした状態で発声できると、苦しそうな歌声を防ぎ、喉・声帯を痛めにくくできます。

また、仰向けに寝ていると自然と腹式呼吸の感覚が身に付くので、無意識に腹式呼吸を扱えるようになるまで少しずつ練習を重ねていきましょう。